Sakikoの自叙伝11 再びピンチ

<再びピンチ>

天は我を見放さず。
ビザの問題もどうにかクリアーして
ハワイに戻ってきたのはいいがセラピストがいない。
そんな時求人広告で新しく入ってきてくれたYさん。
私が一人でお店を始めたこと、
鍼灸学校にお店をやりながら夜間通っていることを知ると
じゃあ学校に通っている夜間はお店にいてあげると
申し出てくれたのだった。
本当にありがたい申し出だった。
それ以来今日まで実に14年間
ずっと支えてくれている大切な仲間。

夢だったお店を始めたはいいが、
鍼灸学校の勉強に追われ、
朝11時から夜10時まで日々の仕事をこなす毎日。
ホテルに休みがないのでお店にも休みがない。
念願のお店を持つということの現実はこれなのだ。
何が何でもグリーンカードと鍼灸師の免許を取る。
その目標だけをもって必死に生きていた。

その苦しさがピークを迎えたのは4年後
卒業間際で鍼灸国家試験の受験勉強に
差し掛かっていた時だった
心も体も悲鳴をあげていた。
けどやるしかない。
詰め込み式に勉強し、
どうにか受験にも合格 。
ほっと一息つきたいところだが
最大の試練が再び訪れる。
ビザの更新問題にまた直面する。

今度取れなければアメリカにいられなくなる。
もちろんお店も手放すことになる。
これまで頑張ってきて
ビザが取れないために帰国することだけは
絶対にしたくなかった。
その時一筋の光が差してきた。

続く