Sakikoの自叙伝7 再び日本へ

<再び日本へ・パート2>
やりがいのある仕事がしたいけど
何をやりたいのか自分でも分からない。
かといって今の仕事をズルズルするのも納得いかない。
不満に思う気持がどんどんネガティブな状況を生み出す。
職場での人間関係にもうんざりしてきた。
日々のストレスをどうにかごまかして毎日を送っていた。

そんなある日会社近くのリフレクソロジーのお店に行った。
今までマッサージなんて受けたことがなかったけど
友達に誘われてなんとなくそのお店に行ってみることにした。
薄暗い店内に入ると
深いラベンダーのアロマと暖かい湿度に包まれた。
ブーツと30デニールのストッキングを脱ぎ
リクライニングチェアーに深く体を任せ足浴につかる。
なんて気持ち良い!
足のマッサージを受けている間
そのラベンダーのアロマは
鼻腔から肌から確実に私の神経を刺激していった。
足のマッサージの気持ち良さもさることながら
そのアロマに私は完全に癒されていた。
こんな素敵な世界があるのだ。
今までのストレスもその瞬間は
完全に忘れることができた。
この感覚を家でも味わいたくて
アロマを楽しむようになった。
今思えばあの冬
リフレクソロジーとアロマに出会った時、
小さな種が一粒心の中にまかれていたのだ。
それともしらずその後さらに1年を悶々と過ごす中、
ある日突然その種は成長し美しい花を咲かせ私を驚かせた。
「アロマと癒し」という花。
これだ!私がしたいこと。

長いトンネルの向こうに明かりを見つけたように
私は喜び勇んで一気呵成にその明かりに向かって走り出した。
そろそろまたブーツを履く季節になっていたけれど
私の心はガンガン照りつける真夏の太陽のように暑かった。

「人を癒す」

ついに人生の目標ができたのである。
自分のサロンを持とう!
そこから始めよう。
その決意からわずか2カ月後の1999年12月
私は会社を辞めた。
そしてハワイに一人飛び立ったのだった。
31歳の冬だった。
続く